天気予報通りの雪で休工。仮設後の昨日は本来、屋根解体を予定していましたが、物干しバルコニーとパーゴラデッキ解体を入れ替え。工程に影響は出ません。冬期の外部は場合によっては、日曜出勤、雪の日、休工という工程に急きょ切り替えることもあります。以前の2階増築で右半分は新しい野地板ですが、左側の野地板の劣化はほぼ健全ですが小屋裏調査だけでは判断できません。野地が一番傷む「軒先」は屋根解体の時点で補修しますから、屋根解体(三州瓦)⇒野地補修(現状の杉板と同質で)⇒ウェザーメイト+(透湿防水シート)⇒ウェザーバリアー(通気層シート)⇒アスファルトルーフィング(防水シート)までは、雨雪は絶対に避けて短期間に一気に行う必要があります。ここまでは大工2名+多能工1名で一気に行い、仕上げのアスファルトシングルは板金屋にバトンタッチします。
外壁も同じような工程で、大工が下地⇒板金屋が仕上げというパターンです。
しかし、今回はあくまで既存住宅のリフォームとリモデリングということで、通常の資材使いは新築と異なる工法をナータッグ小金澤先生と相談の上採用しました。屋根の遮熱層(rフォイル)は、3年前の窓の断熱改修の際に小屋裏(屋根下)の垂木間に通気層を取り、タッカー止めで遮熱施工を終えており、断熱施工はやりません。このあたりは、県北のビルダー上野先生(木の城工房)から小屋裏断熱の難しさ被熱対策の考えをうかがい止めました。屋根下で遮熱層+屋根面は透湿防水と通気層~棟換気の方法で夏の小屋裏対策に臨んでみます。外壁の下地層に関しても小金澤さんと相談のうえ工法を決めています。わたしたち未熟なリモデラーにとって百戦錬磨の成熟したビルダーさんたちのチャレンジと経験はぜひ学び、少しでも吸収させていただきたいと思います。