足尾の山は、化石燃料が発達する以前の銅山の精錬用燃料として「備前立山」の樹木を皆伐し、その後の植林が間に合わず資源を枯渇させたこと。足尾の山のはげ山の原因が「銅山から出る煙害」で荒廃したというのはその後の話で思い込みと勘違いが多いと思う。「足尾の植樹」はこの「足尾の山」の緑を取り戻し環境回復を目的とした官民共同活動です。毎年4月の後半の土・日の2日間に「植樹デー」が開催され、これまで20年間で約2万人余名の人たちが参加し、約9万本の苗木が植林されてきました。足尾の緑が回復するまでにはあと100年以上かかると考えられています。わたしたちの地道な植樹活動で一本づつでも継続した活動を続けていくこと、将来の人々に活動の大切さを伝えていくことが大切です。緑したたる足尾の山を夢見て、継続的な活動をつづけてまいります。今回の植樹場所は、昨年同様の「戸四朗沢・上部(1000段、975m付近)」と「アカン沢・下部」の2ヵ所の続きと聞いています。
植樹の樹種は、アオハダ、アキグミ、モミジ、カエデ、エギノキ、エノキ、オニグルミ、カシ、クヌギ、コナラ、サルスベリ、ツツジ、ミズナラ、ヤマザクラ、ヤマボウシ、リョウブなど多彩な広葉樹。「足尾の山」に100万本の木を植える計画は、まだまだ続きます。
私の所属する2つの会です。今年の参加状況です↓↓
参加者:約1800余名(うち野木山想会参加:25名 下野市環境問題を考える会参加:5名)
植樹(広葉樹):6500余本 主催:特定NPO法人・足尾に緑を育てる会
画像は今日年のものです(後日画像を入れ替えます)