バンクーバーの日本人リアルター(不動産取引業者)村上丈二氏による物件内覧は、この日8カ所となりました。見学に先立ち、バンクーバーの不動産のアウトラインのブリーフィングによると、不動産の価格変動はシングルファミリー(戸建て)が最も不動産価格の動向を現していました。マルチファミリー(共同住宅)は集約的な供給が影響して、価格変動に対してやや敏感性に劣るので、シングルファミリーの変動を見ると不動産動向がよく分ります。過去の価格は1976-1981、1988-1995、2002-2007にそれぞれその期間に2倍拡大し、その後価格の調整局面を迎え、やや停滞し、調整終了後に再び拡大する傾向を繰り返していました。ピケティの「現代の資本論」で資本収益率は物価上昇を必ず上回ると指摘したように、住宅投資のこの5年(この視察は昨年2015年10月下旬)のサイクルで見ても、確実に資産形成していることがバンクーバーの住宅市場に起きていました。物件(#1)は正確な記録ではないかもしれませんが、高級物件の画像をご覧ください。
チペンデールコート(敷地433坪、住宅延べ面積、572平米、価格約9億円)*昨年10月調査