建築リフォーム

カナダの建築不動産視察(122) 【バンクーバー5日目・住宅不動産内覧】バンクーバー車窓から

バンクーバー市内から国際空港のあるリッチモンドに移動中の車窓です。古い住宅地のシングルファミリリーハウス(庭付き戸建て)はこのような一階建てに見える住宅が多いです。下りて確認していませんが、現地の方に伺うとベースメント(地階)のある2階建てがほとんどだそうです。バンクーバー周辺はダウンタウンのビル現場の地下坑を見て分かりましたが、バンクーバーは硬く厚い岩盤層が多く、またカナダの中でも温暖といっても越冬は昔は厳しかったそうです。そのため地下室は必須であったようです。なるほどと思える話でしたが、ただ、最後のガイドさんは建築や不動産専門家ではないので話は半分で……。思い込みと勘違いは意外に多いものです。昔の住宅街は家の前に駐車(garageを増設しているor無いはあります)していますが、1980年代以降のTND(伝統的近隣住区開発)の住宅街はバックアレイを通った家の裏側に駐車していることが多いです。比較的安全と言われるカナダですが、米国並みに移民を受け入れてきた国では、やはり空き巣狙いや犯罪はつきもので、住居者の在宅がわかってしまう駐車(車の扱い)は現実的に変わってきています。犯罪のない街=資産価値の目減りしない住宅という観点からです。それにしても、道路幅以上セットバックした宅地の位置。道路を挟み緑地帯(インフラ網の埋設地)、サイドウォーク(歩道)、フロントヤード(前庭)は広々としている点は今昔変わりはないです。

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