建築リフォーム

現場発13:00野木ローズタウン5工区の新規のお客さま宅【今春2件目の外装】近隣挨拶

今週の18日土曜日からスタートするローズタウンの戸建て住宅の外装工事。その近隣挨拶に伺いました。今回の施工は、築28年目の住宅のため、塗装だけでは万能と言えません。屋根葺き替えを検討いただきましたが、屋根とバルコニーは部分的改修で、屋根葺き替えは次回となりました。破風板は旧来の南洋材(ラワン)で交換が難しいためGL板金巻きを、塩化ビニール(プラスティック)の雨樋もGL製品に交換します。軒裏は4ミリのベニヤ板で、大規模開発の都市計画区域内なのに防火地域指定でないため、このような安価材を使用しています。そこで今回は大工による改修も行います。この野木ローズタウンの住宅地は、千葉県に本社を持ち、東京上野駅から千葉県成田空港駅まで私鉄運行している「京成電鉄・京成不動産」により昭和58年より宅地開発された住宅街です。都市計画区域56ha、全戸1600戸の大規模開発としてJR宇都宮線野木駅前開発としてスタートしています。かつてわたしも社員として分譲販売以外の注文住宅建設とリフォームを担当していました。そのためありがたいことに、従前からのお客さまは、固定客を含み現在200余名おります。しかし、栃木県内の例えば、栃木市、旧藤岡町など昔からの地域住民が居た伝統的な地区ではなくあくまで新興住宅地です。会社のある下野市自治医大のグリーンタウンも50ha1500件の住宅地も野木ローズタウンと同じように近隣の石橋、壬生町のような伝統的旧市街地とは違います。野木ローズタウン、下野市グリーンタウンも元里山を開発した新興住宅地に変わりはなく、住民の方々もいわば寄せ集めからスタートしています。開発事業者、建築会社、不動産会社を含むデベロッパーはサブコンは別として全員県外からの流入組です。そのため、現在のローズタウンもグリーンタウン地域の会社に建築仕事を頼むという意識は希薄で、やはり圏外に資金が流出し続けています。一方の旧藤岡町のように「I love Fujioka運動」や石橋町の「地域優先」という考えは多くはないようです。もちろん、何処へ頼もうと自由に選択できるのは当たり前の話ですが、私たちの出来る小さな「地域密着」とは地元で仕事をし、税金を払い、私たち個人もここで消費し、従業員も地元採用で、職人も地域に頼む。という事が基本です。私たちの出来る地域密着とは、ここで「売上」だけを獲得し圏外に資金を流出させることではないのです。微々たることかもしれませんが、これを地域の各企業、商店がやり続けることが大切です。そして、地域のみなさまに利用いただく。このことを肝に銘じておく必要があります。

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