セレブレーションの既存物件の内覧です。芝刈りや街路樹にお手入れは、HOA住宅地管理法人によるルーティンワークで行われています。しかし、内部は入居が任意に行っているものの、そのリモデリング手法は、単に内装換えや設備更新といったものではなく、大型なものが多いのが特徴です。これは、この住宅が20-30年前の建築物件であり、2008年に起きた「リーマン・クライシス」に起因する住宅不況の真っただ中におかれていたという現実問題があります。米国の富裕層が所有する投資物件は本格的な「リモデリング」を施すことで、販売価格を向上させる手法です。従来の維持管理程度のリペアではなく本格的なリモデリング=ホームインプルーブメントが盛んに行われています。下のクイーンアン様式の住宅は、迎え側に湖の景観を持つコーナーロット(角地)の住宅です。各部屋から展開する景観のよさもさることながら、外観も内観も新築並みに仕上げられ、30年近く経過した物件とは一見しても分りにくいものでした。画像に掲載していませんが、小ぶりなプールのある主庭の隣地側には、スティディオ(1階がガレージで2階が子供が独立する前の準備部屋としての別棟をスタジオと呼びます)が増築されていました。