建築リフォーム

米国住宅地・不動産視察2017(184)サウスキャロライナ州・チャールストン2日目【ビューフォート】TND伝統的近隣開発・ハーバーシャム

米国中東部・ノースキャロライナ州・ビューフォート・ハーバーシャムにおける伝統的近隣住区開発(TND開発)。この住宅地は徒歩圏内で衣食住が可能な住宅地開発です。1950年代以降、米国の郊外開発は「アーバニズム開発」すなわち、ハイウェイを使った郊外にスプロールした車中心の郊外開発が進みました。一見すると、このような郊外住宅には緑が溢れ、個々のプライベートが優先された閑静な低密度住宅地は夢のような住環境と考えられてきましたが「犯罪に弱い街」であるとの研究が進みました。そこで犯罪に強い住宅地として1920年代以前の「徒歩中心」の近隣の人々の監視も目が効く高密度な住宅地が見直されました。これを「ニューアーバニズム開発」といい1980年代から米国の住宅地開発の主流となっております。このハーバーシャムの住宅地も同じ手法による住宅地で、近隣住宅が目と鼻の先にあり賊の侵入に監視の目が効き、徒歩圏内にショッピングや食事など衣食住が可能な「ネイバーフッド」と呼ばれる住宅地です。所々に空き地があるのは、土地販売を行っている区画です。住宅建築のデザインコードはビクトリアン様式のクラフツマン型式で統一されています。

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