アイオンの開発に成功した住宅地設計者ビンス・グラハムは、ロバート・ターナーと共にカリフォルニア大学のピーターカルソープが提唱した「ニューアーバニズム開発」の真の計画信奉者であり、一貫した質の高いストリートスケープ、コミュニティのデザインを維持しつつ、かつ住宅地経営としても利益を上げる事にも成功しています。アフォーダブルな住宅からハイエンド層向けの高級住宅地までを、街のインフィル(間隙地)地区であるいは縁のある郊外でおこなっています。ターナーとグラハムは開発哲学や手法で全く同じという事ではありませんが、5つのプロジェクトで共通した項目がいくつかあります。