位置情報機能のあるRealtor.comを携帯アプリで入れ起動するとします。すると徒歩でも車の中からでもいつでもどこでも目の前で登録されている物件情報が次々と表示されていきます。米国にはこのRealtor.com以外にもジロウというポータルサイトがありますが、圧倒的な登録数と物件情報が得られることに驚きます。これほどまでにオープンな情報が得られる欧米とは日本とはかなり違う自由社会として驚く一面ですが、基本的に住宅は株と同じようにStockとしての投資の対象となり持ち家を得ることで毎年物価以上の値が上がり資産価値が上昇する物件として扱われます。ですので持ち主(売り主)は「いかに早く高く売る」買主は「いかにいい条件で気に入った物件を手に入れる」ことに興味があります。ですので、住んでいる住宅の内部を「知られたくない、見せられるのはここまで…それ以上はプライベートですよね。個人情報が…」という独特の内向きの感覚である日本人からすると??と感じるでしょうし、人によってはかなり「目からうろこ」状態となるのです。そういう米国でも現在のようなフルオープンな情報元となる前から相当なz紙情報はあったようですが、Net社会になってから一気に変わったようです。その当初は、やはり反対意見もかなりあったようです。しかし、結果としてオープンで公正な情報にのっとった不動産取引は社会で受け入れられ浸透していると言えます。もう一つ大事なのは、不動産業界は日本と比べて圧倒的に分業と専門化が進んでいることです。物件案内、物件調査、契約前の金融、モゲージローン、保険加入、権利関係の確定、売買契約、入金など…それぞれ別の会社あるいは弁護士といった専門家がスピーディーに担当していきます。