建築リフォーム

現場発20:30中央区の新規のお客さま宅【タワーマンションリフォーム】完工

画像下は昨夜マンションの3階デッキから撮影した豊洲の夜景。床暖房付きの居間の床張りと廊下からキッチンの床暖なしの床張替えと幅木交換が終了しました。次回は画像の寝室をリフォームしたいとのこと。なお天井と壁はUSAで普及している本物のドライウォールを希望されています。が、ドライウォールは下地のインシュレーションボードから張り替えボードのジョイント処理まで真っ平にしたうえでEPペイントを施す技法を動画で説明しました。今回分かったのは、こちらのタワーマンションは実にリフォームしやすく床はフローティング(浮き床)方法で定位置以外はほとんどボンドが使われていない2重床(制振ゴム底の鋼製束、空気層の防音層あり、床下配線可能な配線用?と思われる下地ボードの隙間も有り)、幅木は70ミリでクロス貼り付け後の押し縁施工でした。この巾木は床から10ミリから上にクロス張りされていて、ほの60ミリほどの幅木の裏側の糊は剥しやすく(弱粘と中粘くらい)床から10ミリの石膏ボードが剥き出し部の巾木裏に接着が効いていました。また、既存床と70ミリ高の幅木の間は蒸れないよう、埃が入っても掃除機で吸い取れるように数ミリの隙間がとられていました。もちろんドア枠も床側の切り込みがなく床張り後の後付け施工です。11年前に建てられたタワーマンション(59階は当時日本一の高層)非常にリフォームしやすい内装施工といえます。一方で10余年前に施工した、橋を渡った江東区側の伊藤忠マンション(姉歯マンションではないが当時築25年前)は真逆の施工(床はL45DFボンド直貼り、片側の壁はコンクリー壁に塩ビクロス直貼り)、窓周りの結露、無秩序な予備駐車場など……実にリフォームやにとってはやりにくい現場を思い出していました。それに比べこちらのタワーマンションは近年の建築であるにせよリフォームしやすさといい、荷捌きや業者駐車場や養生不要の貨物用EVなど利便性は大変合理的でありました。部屋ごとの床構造図や設備図も簡易ながら用意され(既存床の寸法や当時のメーカー品番は分からず調査に少々時間がかかりました)また、業者がマンションの管理時間や規則に合わせて作業すれば、合理的に工期の短縮が可能だと思いました。話が少々逸れましたが、次回ご希望の寝室の床張替えは容易にできますし、また検討中?のドライウォールは天井も壁も目視したところほぼ不陸がなく既存クロスの上からマットなウレタン以上の塗料かイケダコーポレーションの無機質なスイス漆喰系ローラー仕上げ塗料を上塗り(直塗り)施工すると真っ平らでマットな天井と壁に仕上げられると思います。次回是非ご検討ください。

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