内外装共に白の漆喰に窓に特徴のあるスパニッシュコロニアルの歴史的なデザイン仕様です。内装に比べ外装の左官コテはかなり凸凹で強調されています。カリフォルニア半島からメキシコ、フロリダ半島まではスペインによる広大な占領地域でありますが、建物は同じスパニッシュコロニアル様式でも雨が少なく乾燥したカリフォルニアの外壁はアドベ(日干し煉瓦積みを黄土に近い粘土で塗り壁仕上げしたもの)が多いのに対し、湿地帯寄稿で湿度が高く雨台風の多い南部ニューオーリンズは、外壁の仕上げは漆喰を使った化粧であり、中西部の乾燥したアドベ建築とは違う感じです。