今朝は2件の現調に伺いました。1件さまは野木の店舗併用住宅(58坪)の外装(一部スイス漆喰塗り壁)、もう1件は地元の新規の住宅。いずれも2NDオピニオンと言っていいと思います。店舗併用住宅は建てたところと弊社。概算見積もりによりほぼ弊社で工事見込あり。後者のお宅は、度々の訪問により営業マンに「ドローン」を飛ばされ、また繰り返し熱弁を展開され、この暑き訪問業者により屈する形でご契約。しかし納得のいかないままの契約5日後に後に、弊社にご来店(昨日)。しかしながら結果的に思いとどまりご相談後、クーリングオフの規約に基づき本日、解約されたお宅様です。ご契約を検討されていますが、他のお客様の受注の関係でこちらの2件さまとも11月以降の承りとなります。弊社は塗装屋ではないため年間の住宅のシリコン樹脂塗装や左官塗り壁、漆喰吹付の受注は平均(春秋の2回)で約10件前後です。それ以上は職人の組数を増やす以外になく弊社の受注はキャパ的に無理につながります。外装の内訳は弊社の工事OBさまがほとんどでしたが最近は、2NDオピニオンが約半数の比率です。しかしながら、この時期の訪問販売はまさに「雨期」であり、さらに秋以降の「ゲリラ台風と雷雨」へのあおり営業がほとんどなことです。まちがいなく「よく点検して我が家のことを思いやってくれている!」このように善意による営業と感じる方々は契約されるでしょう。そうでない方は門前払いとなるこれは点検商法です。いずれにしてもほんの少しの根拠を大きく見せかけ、ご近所で施工したという実績を言いふらし、無店舗、無資格、無建設業許可なる素人集団が自称「点検マン」と称し、高額で受注する。それを誤魔化すために「火災保険がお使いになれますよ!」と火災保険会社の(正規社員ではない)「調査員」と称する人間とタッグを組み保険金でこのような工事を契約受注する。一見、火災保険で使えるものは「とことん使える権利があるのだから…当然ではないか?知らないほうが損をする。」こうしたお考えの顧客側とグレーゾーンを使った新手の点検商法の手口を使う新手の業者側で成立する世界です。しかしながら顧客側が十分な知識と経験がなく意図せずにハメられる顧客もいるわけです。騙す方、騙される方、グレーを知りながら双方で悪用(利用活用とはいいがたい)する人間が後を絶たないという事。これが後々の社会問題化につながるわけです。いつの世にもこのようなことが延々と繰り返されているのが今の日本です。以前には、悪徳と称され社会問題化した「リフォーム業者」による「高額受注」がありました。その背景にあったのが「無担保リフォームローン」。ここに厳しい自己基準とコンプライアンスの考え方により「ローン会社側」に自主規制がかかり、主に無店舗、無資格、無建設許可の「リフォーム訪問販売会社」がこのローン会社と簡単には業務提携できなくなり、世の中から排除されてきたことが背景にあります。しかしながら現在の「自称リフォーム会社」+「損保保険会社」による新手の業務提携も、いずれは社会問題化することでだろう。台風の被害そのものでなくても「誇大解釈された物損」に本来の修繕と関係のない余計なリフォームや塗装工事までが認められるはずがありません。保険は加入者どうしの共済であり、相互主義。言った誰かが得をし、黙っていた誰かが損をするような構造が許されるはずがありません。そして、もう一つの問題。リフォーム紹介サイト。弊社では、そこからの紹介の受付は一切お断り。わざわざ東京の業者に地元業者を紹介させ「篩」をかけさせ契約する?それなら自身の情報や選定で身近にある地元業者を自分で決めればいいだけの話です。しかしながらここ数年、そのような勧誘がたびたび来るようになりました。勧誘メールからFAXに至るまでそのような「リフォーム紹介業者」が、後を絶ちません。相互で申し込む人間がいるからこのような愚かしい流れの仕事にしがみつく地元の業者もいるという事です。地元の業者を東京から紹介してもらうくらいなら、最初から地元の店に足を運べばいいだけです。こんなのはそもそも、お見合いサイトが大好きな人たちで無駄な時間を楽しめばいいです。このようにリフォーム登録事業者から金を集め紹介をし競わせる。さらに顧客からは選定業者の報酬として仲介料を稼ぐ。顧客はその金を払い地元のリフォーム工事を依頼する?実に歪で複雑な信用関係を作り出す。それを正義だと思い込む人々が世の中に溢れています。こんな、愚かでふざけた連中とかかわることは御免だ。