建築リフォーム

現場発15:00自治医大グリーンタウン祇園1丁目のOBさま宅【クリニック、和室改修、外装】屋根遮熱 (2)

北・東・西側の大屋根の遮熱塗装(シリコン2液)は1回目が終了して、画像は南側に移行した場面。屋根棟の方から下に向けて遮熱塗装1回目の塗布状況。表面温度計と比熱用サーモセンサーの2つを使い温度測定。表面温度だけなら塗布した面は確実に温度が下がっているが、比熱で考えるとこの時間は「瓦」の物体そのものが一日中太陽熱に熱せられているので「物体全体」としては朝からこの時間まで経過すると極端には温度変化はない。が、重要なのは朝から数時間の間は「瓦」表面で遮熱するので、瓦が丸ごと比熱にさらされ保温状態になるまでの間は、太陽の直射熱を反射させるので小屋裏の急激な温度上昇を緩和してくれる。また小屋裏の温度上昇を朝のうちに緩和するため一日中高温となる時間を短縮する作用はトータルで2階の部屋のエアコンを使用する時間を短縮すると考えていいと思う。瓦表面の遮熱は一定の効果があるが、それ以上の省エネを望む場合は、小屋裏側の遮熱シート張りや3階用の床張りを新築時に行い、断熱材で2階天井からの熱伝導を防ぐなどの初期投資は必須と思う。



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