昨日は塩谷町の「木の城工房・上野社長」が、建設したゼロエネルギー認定住宅「真夏の家」の建築視察会に参加させていただいた。上野社長ご夫婦とは、ドイツ建築視察でご一緒させていただいた以来お付き合いさせていただいています。上埜社長は宇都宮市から県北を中心に無暖房住宅建築家としての数々の実績を積まれております。今回のお宅は今春に現場見学会を終え、すでに入居されているお宅さまでしたが、ご無理を聞いていただき見学会を再度開催いただきました。地場八溝産材(那須町の益子林業・益子社長)の構造と造作材を使った在来工法で、高気密高断熱仕様の住宅は共通仕様で、ゼロエネ認定住宅です。今回は全面、特に南と西側の開口部のパッシブな日射遮蔽と通気計画、小屋裏の断熱計画を拝見し、リモデル専業の弊社でも応用可能な施工についてじっくりと視察させていただきました。外壁の外断熱プラス付加断熱や基礎断熱などリモデルではなかなか実現できない部分もありますが、小屋裏の断熱層の作り方など何とか応用できるかな?また白木で造る、しかし私も嫌いな「田舎臭い和」を感じさせない室内建具や収納の収め方や全体の設えについて勉強させていただきました。