ウォールストリートは､2日前にNY到着後の夜中に一度来ていましたが､「グランドゼロ」に行く途中に再度立ち寄りました。ウォールストリートの歴史は1640年代のオランダによる統治時代に遡ります。英国以前のオランダの植民地時代は､現在の名称ニューヨークではなくニューアムステルダムと呼ばれていました。オランダの西インド会社が奴隷や入植者を使い､先住民のインディアの立ち入りを禁止するバリケードを製作したことからつけられた名称「壁の道」がそのまま定着したものです。その後､この地区は奴隷市場や木材市場の場となり､1792年に現在のニューヨーク証券取引所の先駆けとなりました。19世紀には多くのビジネスがこの地で栄え､南北戦争後には英国ロンドンのシティに劣らない金融地区になり､現在は世界一の金融街として活躍しています。下の画像にあるようにニューヨーク証券取引所(New York Stock Exchange)はもちろん、アメリカ金融博物館(Museum of American Finance)が､またフェデラル･ホール(Federal Hall)もこの通りにあります。
