視察仲間でいつもご一緒してきた竹中さん(淡路市市会議員)のrequestで、時間短縮のためにタクシーを使いパークサイド5thアベニューにある「グッゲンハイム」へ向かいました。早朝のため内観は不可能ですが、フランク・ロイド・ライトの代表作に数えられているモダン建築ですが一方で、建築自体の自己主張が大きすぎ、床が傾斜しているため鑑賞者が落ち着かず、美術品の鑑賞をさまたげるという批判が現在でもあるようです。しかし「カタツムリ」という愛称で親しまれていますが、1949年の建設当時は建築基準法違反ということで数年間許可が下りていません。シカゴ派と言われるライト建築をわたしは米国内のシカゴ郊外にある「ライト自邸」や「ステディオ」と「周辺の個人住宅とユニティ教会」シカゴ大学内にある「ロビー邸」、アリゾナ州の避寒地「タリアセン・ウエスト」を2回に分けて視察しました。国内では東京に残る「自由学園・明日館」や芦屋の「旧山邑邸」愛知県明治村に残る「旧帝国ホテル」を見て回りましたが、それらライト建築には水平を強調したプレーリー様式(大草原の家)のイメージを強く持ってきました。ライト自身は、比類ない能力を持つ米国を代表する近代建築の巨匠と言われていますが、実は生存中は破産したり一部では狂った建築家扱いもされてきたように和蘭領ニューアムステルダムそして英領時代になった後のニューヨークにおいて、ルネッサンス建築が主流であったヨーロッパ出身の人々から見たこの「蝸牛型をした」近代建築は「狂った建築物」と映ったに違いないでしょう。
これはBMWですが、イエローキャブはプリウスが際立って多い
Fiatの後ろにいるのがアワジー竹中さん(淡路市市会議員)