昨夜は埼玉県川口市にある芝園団地における「多文化共生プロジェクト」の話を聞いてまいりました。場所は東京渋谷の八雲クラブにて主催は、住宅比較都市研究会。発表者はプロジェクト代表であり現役東大生の圓山氏、立教大学観光学部の学生5名、その他元官僚と現役UR、旧公団OB、日本語学校経営者、設計事務所関係者など。川口駅から徒歩7分に位置する芝園団地は築41年から45年経過し、高齢化が進みが進んできたところ外国人居住者が2010年ごろから増え始め現在は半数が外国人。うちシナ人が9割と突出している。さまざまな問題が起き2014年あたりから数年かけて自治会の中で中心人物が現れ、邦人と外国人住民らの交流会を開くようになり混乱は沈静化しつつある。2015年から学生を中心とする「芝園かけはしプロジェクト」が発足し外部からのボランティア支援が始まり「多文化共生」を目指し頑張っているというお話でした。しかしながら、参加者のほとんどは社会経験のない学生と役所と元官僚らによるウルトラ左翼的な思考を持った人々の意見交換となり、そのさまは実にお花畑的であり「関口宏のサンデーモーニング」そのものでしたので、わたしはアンチテーゼを述べてまいりました。それは現実離れした多文化共生の危険性、多文化共生と移民政策を無作為に続けると邦人の民主主義が犠牲になること、共生するためには共通言語「日本語」の習得があらゆる面で最も大切なこと、必ずし外国人がもすべてが日本の生活習慣に同化することは無理でもイスラム系の宗教観は特段で難しいこと、クールジャパン戦略をそのまま甘んじて受け入れると5年先に外国人の家族を本国から呼び込み一気に人口が爆発しさまざまな問題が出てくること…などを訴えてまいりました。要は「多文化共生」の将来を真剣に考えると小手先のボランティアやスローガンでは実現不可能でありかえって混乱を招きます。国の移民政策や入管法には限界があり地方自治体でも受け入れる体制がほとんどできておらず「スローガン」だけが独り歩きしている状態を一度立ち止まり十分再考すべきではないか?訴えてまいりました。