今日は休業日を使いこれからリフォーム・フェア2015(ビッグサイト)に出かけます。20余年前からわたしの知る限り、(バブル経済崩壊後)日本では不景気になる度に「これからは新築ではなくリフォームの時代だ」と国も民間も自身の正当性を主張するかのように手のひらを返す建設事業者が後を絶ちません。そして、少しでも経済回復するとまたまた「新築だ、開発事業こそが使命だ」新築偏重な制度を作らせ民間も業務転換するという繰り返しを行っています。そのため、リフォーム業界は業者の転身、入れ替えが新陳代謝の様に多い業界で玉石混淆な状況を生み出してきました。一方のリモデリング大国である欧米とりわけ米国においては、専業建築業者の多さに驚きます。リモデラー、ビルダーの専門性がはるかに進んでいます。今日のリフォーム・フェア自体は、間違いなくリフォームといいながら新築向けの機能性能を争う商材のオンパレ^ドな展示会であると思われますが、米国のブースでは「リモデリング誌の著名なリモデリング経営者」のセミナーが目玉といえます。画像は、昨秋、開催された米国リモデラーズショー(ボルティモア)のもの。米国のリモデラーズショーの所在の取組は、商材の展示はありますが、解体など現場作業のまさに生産性を上げるためのツールの宝庫ともいえ、またその施工セミナーに人が集まります。日本の場合、金儲けを如何にするのかというコンサルタント系のセミナーに人が集まります。米国のリモデラーの関心は時間当たりの生産性、いかに効率よく時間当たりに金儲けするのかコンストラクションマネージメントに興味が集中しているようでした。