建築リフォーム

打合せ10:00小山のOBさま宅【2階洋室リモデリング】at営業所with大工

今年最後の仕事は、来年7日からスタートする小山のOBさま宅の2階洋室リモデリング、床、壁、天井、3層サッシ入替えのリ・モデリングは18日からの野木のキッチン・リモデリングに間に合わせなければならない。施主からの希望は「床は現在のマンション用の遮音フロアーから針葉樹板に交換し、廊下のパインの床とバリアフリーにしなくてはなりません。壁は腰壁を羽目板などのパネルではなく幅広の杉板の腰壁、一面はホワイトのスライス煉瓦、腰壁から上の壁は漆喰左官仕上げ、天井は梁5本が見えるような意匠でリボス古色仕上げ。梁間の天井も漆喰仕上げ」というもの。クローゼットの内部造作も問題なくできる。
さて、今日は工期短縮のための素材と工法の綿密な打ち合わせ。解体を少なくし、工程をシンプルに、仕上げも手間のかからない、しかも綺麗に仕上げるための指示を事前に大工にしています。Low-E3層サッシ窓の入替えはすでに終了して外部は樹脂サイディングに今春仕上げていますので、内壁の仕上げは問題ありません。床も入れ替える針葉樹無垢フロアの厚さを合わせて製材し終えているので容易に廊下とバリアフリー化ができます。問題は天井の工程。当初は解体してあらわし天井を提案してきましたが、弊社で遮熱施工したタッカー止めのアルミシートを活かした施工は今回の洋室リモデリングの工事金額UPとなりあまりメリットがないことと、現す梁そのものが丸太を含みあまり格好よくないことから、取り止めています。代わりに、現在の天井を安くアンティークにしてほしいということが条件。現状のテックスを小屋裏側と部屋側とで9ミリプラスターorケイカル板でサンドイッチにして、スイス漆喰の改修用Farbeをローラー仕上げして張る。ケイカル5.5ミリは波打つ可能性が高いのでプラスターに決めた。ジョイントは左官屋にやらせて漆喰塗料も左官屋にローラーで下げる。養生後、大工は付梁5-6本を部屋側と小屋裏側から補強を行い二面に胴差風の力板を入れ付梁のサイドを補強する。梁はあらかじめリボスと古色顔料で塗装して乾燥させたものを取り付ける。プラスターの補修は漆喰補修で最後に行う。腰壁から上の壁と天井の漆喰は変える。3層サッシに交換した壁面が含まれるため、壁の漆喰はスイス漆喰カルクウォールを左官仕上げする。天井とのホワイト色は全く同じで「カルクウォール」+「ファルベ」で廻縁は付けない。塗装のためのマスキングや養生作業を極力やらない工法で天井を作り直すことで工期短縮を行います。
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当初はNYのタウンハウス風の煉瓦張りを希望されていたが8畳の狭い空間なのでホワイトに変更
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天井の梁はリボスをに顔料添付して古色再現、久米蔵色にします
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