建築リフォーム

米国中東部の建築・不動産視察(103) ニューヨーク州・マンハッタン【不動産視察】ミッド・タウン

DoubleTreeHiltonからセントラルパークに向かう途中のタウンハウス。英国のビクトリアンテラスを単に「テラス」と呼ぶが、米国では「タウンハウス」と言います。この伝統的なアタッチドハウス(連棟住宅)を西洋長屋ではないかと言う人がいるけれど、お互いの外壁はほんの少し離れ屋根だけが連屋根となったり、エンベロープは別物で防音が守られています。高密度な敷地利用と外皮の仕上げ材を抑え、建設費用をセーブし寒冷地ですと暖房費を節約するなど省エネにも繋がるアタッチドハウスは、オフィス街であるこのミッドタウンよりも、住宅地が並ぶセントラルパーク以北のアッパー・マンハッタンで特によく見る風景です。米国の東部、特に英国からの入植が始まった「ニューヨーク」と呼ばれる以前のオランダ領時代に「ニューアムステルダム」と呼ばれた当時の「タウンハウス」が見事に現存し不動産価値も上昇を続けています。もちろんこの画像にあるようなミッドタウンからセントラルパーク界隈のタウンハウスは数億は下らない高値で取引されています。建築様式は左右対称なジョージアン様式やビクトリアンなどのルネッサンス建築の石造とレンガ造が基本です。その構造上の制約として上下左右の窓が揃った安定的な窓の配置状態でありながら、隣接する建物とは少し違うデザインの窓や装飾、ペデュメントの使い方で個性を醸し出しています。窓配置が安定していることで、シンプルであり安心安全な印象を与えるデザインとしてまた、歩いていると窓がリズミカルに変化し美しい街並みに欠かせない存在となっています。それを見た日本人見学者の中には、「この様な窓は個性がなくつまらない」と言うものもいたが、日本の家屋の窓は、種類が多く、配置も多彩ですが、上下左右や高さもバラバラ。それを、間違った個性だと思い込んだり、勘違いしている設計のために、外部から住宅を見た場合、落ち着かない乱雑なデザインと感じてしまう。やはり住宅を一軒だけを考えた自己満足の世界に押しやるのではなく、街並み景観という観点で住宅デザインは考えなければと感じます。
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