弊社のニュースレターをご覧のうえ電話連絡をいただいた新規のお客さま宅に伺いました。ご近所で屋根軽量化や屋根外壁塗装など、いわゆる弊社にとっては「目立つ工事」をよく目にされ、またその完成後のお宅さまをご覧いただいたうえでのご連絡という事でした。しかし、外装工事はいわゆる「リフォームでもリモデリング」では無くあくまで維持管理のための外装メンテナンシや営繕ということを十分にお伝えしてきました。その上で、屋根塗装に遮熱塗料を採用したり、外壁にシリコン系塗料を使うことで、「多少の機能性能」が上がるんだという事も忘れずに…。屋根葺き替えは、もともと「瓦は塗り変えるのではなく、葺き替えるもの」また「雨樋も塗るのではなく取り替えるもの」との説明も加えていきます。ただローズタウンの建築仕様が、屋根はセメント成型(和型、洋風)orスレート(石渡含有)平葺き屋根材で、元々が塗装品であること、経年で色褪せ、藻と黴が生え薄汚れた状態を迎え、本瓦(陶器瓦)のような「焼き瓦」の美しさは維持できない説明を行います。さらに屋根葺き替えで軽量なものとした場合、耐震工事の尺度と多少違うけれど、耐震診断を行うと「軽い屋根」は診断結果がより良好に向かうこと、現状のセメント瓦ですと平瓦だけでも135キロ/坪+グシ+棟などの役物の重量+粘土や漆喰などの副資材の重量がかかっているものが、ガルバニウム鋼板材15キロ/坪+裏打ちの断熱材+役物の重量=推定約1/10程度の屋根重量となることをお伝えしました。耐震補強自体はこちらの家の工法が2X4であり、弊社で行う木造在来工法の後付けホールダウン金物は付かないこともお伝えしてきた。次回、6月11日に外装の何処まで行うか?再打合せを行います。画像左は先月、屋根軽量化、外装全般工事を行ったご近所さま宅。右が本日の訪問宅さま。