昨日に引き続きディズニーがオランド郊外に造った「TND開発地・セレブレーション」のシングル(戸建て)住宅街の様子です。日曜日の午前中ですが、やはりひと気がなく歩行している人も疎らです。Realter.com(仲介物件の北米サイト)で周辺を検索してみると、売出し中の物件が沢山出てきました。値上がりを期待して投資で購入、あるいはフロリダに老後移住する東部の人々の購入やディズニーランドに遊びに来る時のためのリゾート物件として所有する等々理由はたくさんあるでしょう。しかし、エグジスティングハウス(既存住宅)も日本の別荘地のように、ただ所有して放置すると、HOA(ホームオーナーズ・アソシエーション)のルールに従い維持管理を行う義務が課せられています。「権利と自由」の国米国ですが、常に「責任と義務」が背中合わせの米国でもあります。このHOAの住宅地経営管理法人のルールに従い維持管理されていませんと、イエローカード(罰金)その次には裁判となり警察立会いの下追い出されることとなります。投資の既存物件でも、朽ち果てた状態には成り得ません。これが警察権に近いHOAの存在がある住宅地(全体の2割強の統計です)が資産価値を失わない米国の住宅地ということが分かっているので月々の課金をしてでもセレブレーションに住宅を持つことに繋がっています。画像のなかで工事車両があると思いますが、芝刈りや街路樹の手入れなどはHOAの課金で行われていますが、一歩家の中に入った宅内の維持管理や大型のリモデリング(大改修)により、新築並みの物件として建物が甦り再販売されています。このディズニーの造ったセレブレーションの住宅地も築年数で言うと20-30年を経過していますが、家の内部は、現在の生活要求にこたえる形のリモデリングがなされ、スペックは新築並みに更新され、そして成熟した住宅地として物件価格も、年々上昇し続けています。これが経年しても資産価値が年々、物価上昇異常向上する米国の住宅地という訳です。