わたしの仕事は開発事業でも、大手デベロッパーでも、ハウスメーカーでも、不動産業者でもなく、一塊の住宅と一部の店舗改修屋であるため、今回の米国視察のテーマは「米国リモデリングの視察」にあります。今回の視察は、ニューヨークから始まり、オランド、チャールストンの3都市の周辺各地の住宅地視察、不動産内覧が相当含まれていました。その中で、数々のリモデリング物件を視察することが出来来たことは言うまでもありませんが、リモデリング物件と言ってもその内容は様々でした。繰り返しとなります、中には全く経年を感じさせない、現地の不動産ガイドの説明が無ければ新築そのものように感じる住宅に蘇ったリモデル(改修)物件もありました。しかし、それらリモデリングの中心は、NAHB・インターナショナル・ビルダーズショーの出展でも重要視されていたことを繰り返し強調しておきたいと思います。その中心は「キッチン&バス、サニタリー」であり、必須場所となったのは、毎年公表されている各州各都市ごとの住宅業界の統計からです。この場所をリモデリングするメリットは「より高額で取引される」という統計結果が示す通りです。だからこそ人気がある場所なのです。